日本の妖怪一覧947種類|伝承・神話に登場する妖怪・怪異・幻獣を総まとめ

日本の妖怪一覧947種類|伝承・神話に登場する妖怪・怪異・幻獣を総まとめ ミステリー
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  • 白児|しらちご
    鳥山石燕『画図百鬼夜行』などに描かれる妖怪で、稚児のような子どもの姿をとり、犬神と対で描かれることがある。
  • 白坊主|しろぼうず
    各地に伝わる妖怪で、一般には白い坊主姿とされるが、地域によって姿や伝承内容に幅がある。
  • 白沢|はくたく
    中国に伝わる瑞獣で、人の言葉を解し万物の知識に通じるとされる。日本では魔除け・厄除けの図像としても知られる。
  • 白溶裔|しろうねり
    「白容裔」とも書く。鳥山石燕『百器徒然袋』に描かれた妖怪で、白いうねる布のような姿で表される。
  • 白粉婆|おしろいばばあ
    奈良県吉野郡十津川流域に伝わる老婆の妖怪。顔に白粉を塗った老女として語られる。
  • 白蔵主|はくぞうす
    伯蔵主・白蔵司とも書く。日本の妖狐・稲荷神として伝わり、狂言『釣狐』の題材になったとされる。
  • 百々爺|ももんじい
    鳥山石燕『今昔画図続百鬼』に見える妖怪。名はモモンガ・野衾との関連が指摘されることがある。
  • 百々目鬼|どどめき
    「とどめき」とも読む。鳥山石燕の妖怪画に描かれる、腕に無数の目を持つ女の妖怪。
  • 百目|ひゃくめ
    全身に無数、あるいは百の目を持つとされる妖怪。近代以降に現在よく知られる姿が整えられた面もある。
  • 百鬼夜行|ひゃっきやぎょう
    多くの妖怪が夜に列をなして徘徊する怪異、またはその行列そのものを指す語。個別妖怪名ではなく、妖怪の集団出現を表す重要な伝承語。
  • あすこここ|あすこここ
    松井文庫本『百鬼夜行絵巻』に名が見える妖怪名。実在する表記は確認できるが、一般的な伝承内容は詳しく伝わっていない。
  • にがわらい|にがわらい
    妖怪絵巻に描かれている妖怪名で、松井文庫本『百鬼夜行絵巻』にも見える。
  • 一目坊|ひとつめぼう
    『百鬼夜行絵巻』や妖怪一覧に名が見える一つ目の妖怪。名称の実在は確認できるが、詳細な伝承は限定的である。
  • 白うかり|しろうかり
    妖怪絵巻に描かれる妖怪名。松井文庫本『百鬼夜行絵巻』や『ばけ物つくし帖』に類例が確認されている。
  • お菊虫|おきくむし
    怪談「皿屋敷」と結びつく虫の名で、お菊の怨念にちなむとされる。皿屋敷伝承に関連する語として実在が確認できる。
  • 目玉しゃぶり|めだましゃぶり
    近江国の瀬田の唐橋に現れたとされる女の姿の妖怪。原話は『今昔物語集』にさかのぼる。
  • 目目連|もくもくれん
    鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』に描かれた妖怪。古い障子や襖に無数の目が浮かぶ怪異として知られる。
  • 目競|めくらべ
    『平家物語』で平清盛が遭遇した怪異をもとに、鳥山石燕が描いた妖怪。多数の髑髏や目が迫るような怪異として語られる。
  • 石妖|せきよう
    江戸時代随筆『中陵漫録』にある妖怪。石切り場で女の姿をとって現れ、最後は砕けた石になったとされる。
  • 石投げんじょ|いしなげんじょ
    長崎県西彼杵郡江ノ島近海や佐賀県鳥栖市江島町に伝わる怪異。石を投げるような現象として語られる。
  • 砂かけ婆|すなかけばばあ
    奈良県・兵庫県・滋賀県などに伝わる妖怪。人に砂をかけて驚かす存在として知られる。
  • 磯天狗|いそてんぐ
    愛知・和歌山・三重などに伝わる海辺の妖怪。名に反して天狗ではなく、河童の一種や怪火を出すものとされる。
  • 磯女|いそおんな
    九州各地を中心に広く伝わる海辺の女妖怪。海岸に現れ、人を惑わしたり危害を加えたりするとされる。
  • 浜姫|はまひめ
    磯女の類話・別称として伝わる名。海辺に現れる女怪の一種として扱われる。
  • ダキ|だき
    磯女に関連する類話名として挙げられる海の女妖怪。地域差のある呼称の一つ。
  • 磯撫で|いそなで
    西日本近海に伝わる怪魚。巨大な尾で人を海へさらうとされ、古書では巨口鰐とも呼ばれる。
  • 神社姫|じんじゃひめ
    文政期の肥前国に現れたとされる、人魚に似た予言獣的存在。「ころり」の流行を予言したという。
  • 神野悪五郎|しんのあくごろう
    『稲生物怪録』に登場する妖怪名。山本五郎左衛門が名乗った名の一つとして伝わる。
  • 禅釜尚|ぜんふしょう
    鳥山石燕『百器徒然袋』に描かれた茶釜の妖怪。器物の妖怪群の一つとして扱われる。
  • 禍|わざわい
    『鶴草子』などに登場する伝説上の獣。災厄を生む存在とされ、禍獣・禍母とも呼ばれる。
  • 禰々子|ねねこ
    利根川に住んでいたとされる雌の河童。祢々子河童・弥々子河童とも呼ばれる。
  • 秋葉権現|あきばごんげん
    秋葉三尺坊大権現とも称され、白狐に乗る烏天狗姿で表される。
  • 空狐|くうこ
    日本に伝わる神獣または妖狐。長い年月を経た狐が神通力を得た存在と考えられる。
  • 竜宮童子|りゅうぐうどうじ
    日本の昔話に登場する、龍宮からもたらされた子ども。妖怪というより説話上の異形存在として扱うのが正確。
  • 竹伐狸|たけきりだぬき
    京都府亀岡市付近に伝わる狸の妖怪。竹を伐る音を立てて人を驚かせるとされる。
  • 笑い女|わらいおんな
    高知県香南市周辺に伝わる妖怪。山で遭うと半死半生になるとされ、土佐の三大妖魔の一つにも数えられる。
  • 笑般若|わらいはんにゃ
    江戸時代の浮世絵や長野県の伝承に見られる妖怪。鬼女のような女が狂気の笑いを浮かべる姿で表される。
  • 箕借り婆|みかりばば
    関東地方に伝わる一つ目の老婆の妖怪。旧暦の12月8日または2月8日に現れ、箕や人の目を借りるという。
  • 算盤坊主|そろばんぼうず
    算盤小僧とも呼ばれる。京都府に伝わる妖怪で、夜に寺社の木の下で算盤を弾く坊主姿とされる。
  • 管狐|くだぎつね
    中部地方などに伝わる憑き物の一種。竹筒に入るほど小さいとされ、占いや呪術に使うと信じられた。
  • 飯綱|いづな
    長野県などで管狐に近い存在、またはその異名として語られる呼称。飯縄山・飯縄権現信仰とも結びつく。
  • 篠崎狐|しのざきぎつね
    江戸時代の奇談集『梅翁随筆』に登場する化け狐。実在する妖狐名として確認できる。
  • 浮き物|うきもの
    新潟県粟島に伝わる怪異。5月から6月頃の海上に、巨大魚とも陸地ともつかない物体が浮かぶとされる。
  • 精霊風|しょうろうかぜ
    長崎県五島地方に伝わる怪異。実体はない風だが、当たると病気になるともいわれる。
  • 糸取り狢|いととりむじな
    山梨県鳳凰山に伝わる妖怪。老いたムジナが化け、糸取り車を回す女の姿で現れるとされる。
  • 糸引き娘|いとひきむすめ
    徳島県鳴門市周辺に伝わる妖怪。糸車を回す美しい娘に見えるが、やがて老婆に変じて笑うという。
  • 紅葉|もみじ
    戸隠山にいたとされる鬼女の名。平維茂に討たれたという紅葉伝説で広く知られる。
  • 納戸婆|なんどばば
    西日本に伝わる老婆の妖怪。納戸の中に棲み、掃除をしようとすると飛び出すといわれる。元は納戸神だったとする説もある。

  • 紙舞|かみまい
    何枚もの紙がひとりでに舞い飛ぶとされる日本の妖怪です。『稲生物怪録』の怪異がモチーフとされます。
  • 経凛々|きょうりんりん
    鳥山石燕『百器徒然袋』に描かれた経文の妖怪です。不要になって捨てられた経文が怪となったものになぞらえて説明されます。
  • 経立|ふったち
    青森県・岩手県などに伝わる妖怪で、長い歳月を経たサルやニワトリなどの動物が変化したものとされます。
  • 絡新婦|じょろうぐも
    日本各地に伝わる蜘蛛の妖怪です。美しい女に化けるとされ、鳥山石燕の絵では子蜘蛛を操る蜘蛛女として描かれています。
  • 人形の霊|にんぎょうのれい
    『絵本百物語』の「夜楽屋」に由来する呼び名で、浄瑠璃人形が夜に争う怪談を、昭和以降の妖怪図鑑などでこの名で紹介したものです。
  • 絹狸|きぬたぬき
    鳥山石燕『百器徒然袋』に描かれた妖怪です。絹織物と狸が結びついた姿で描かれ、八丈絹や「狸の金玉八畳敷き」の俗説との掛詞と解されます。
  • 網切|あみきり
    鳥山石燕『画図百鬼夜行』にある妖怪で、「網剪」とも表記されます。魚網や蚊帳などの網を切る怪異として知られます。
  • 縄筋|なわすじ
    香川県坂出市や兵庫県に伝わる怪異の道です。悪魔や化け物の通路とされ、そこを犯すと凶事が起こると信じられてきました。
  • 縊鬼|いつき
    中国および日本で語られる怪異で、人に取り憑いて首をくくらせるとされます。資料上は「いき」「いつき」「くびれおに」などの読みが見られます。
  • 置行堀|おいてけぼり
    本所七不思議のひとつとして有名な怪談です。魚を釣った人が「置いてけ」と声をかけられ、獲物を残して逃げ帰ったという話で、「置いてけぼり」の語源ともされます。
  • 羅城門の鬼|らじょうもんのおに
    羅城門に現れたとされる鬼で、渡辺綱に腕を斬られた説話で知られます。鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』にも描かれています。
  • 老人火|ろうじんび
    『絵本百物語』にある怪火です。「老人の火」とも呼ばれます。別名として「天狗のみあかし」が挙げられることがあります。
  • 肉吸い|にくすい
    三重県熊野市山中や和歌山県の果無山に伝わる妖怪で、人に近づいて肉を吸い取るといわれます。
  • 胴面|どうのつら
    首の代わりに胴に顔がある姿で描かれる妖怪です。江戸時代の妖怪絵巻に名と絵だけが見え、詳しい由来は不明です。『百物語化絵絵巻』では「あかはだか」の名でも確認されます。
  • 臼負い婆|うすおいばば
    佐渡島の怪談集『佐渡怪談藻汐草』に見える妖怪です。臼を背負った老婆の姿で語られます。
  • 舞首|まいくび
    神奈川県真鶴町に伝わる怨霊で、『絵本百物語』にも収録されています。首が舞うように現れる怪異として知られます。
  • 船幽霊|ふなゆうれい
    日本各地に伝わる海上の怪異で、海難で死んだ者たちの怨霊と考えられてきました。舟幽霊とも書かれます。
  • ムラサ|むらさ
    隠岐に伝わる船幽霊の一種です。夜光虫のように海中でぼんやり光る塊として語られ、船がその上を通ると散るとされます。
  • 夜走り|よばしり
    山口県相島に伝わる船幽霊の一種です。船が白い帆で走ると一緒に走ってくるとされます。
  • 迷い船|まよいぶね
    船幽霊の類として挙げられる呼び名です。海上で船を迷わせる怪異として扱われます。
  • 芝右衛門狸|しばえもんたぬき
    淡路島に伝わる化け狸です。佐渡の団三郎狸、屋島の太三郎狸と並び、日本三名狸の一つに数えられます。
  • 芥子坊主|けしぼうず
    妖怪名としては確認できますが、資料によって意味が揺れ、河童の髪形名・赤子の妖怪など説明が分かれます。定説化した一義的説明は取りにくいため、用語の存在のみ確認できる項目として扱うのが安全です。
  • 芭蕉精|ばしょうのせい
    鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』にある怪異です。芭蕉の霊が人の姿をとるなどして人を化かすものとされます。
  • 苧うに|おうに
    鳥山石燕『画図百鬼夜行』に描かれた妖怪です。鬼女のような顔と毛深い姿で描かれ、別図では「わうわう」の名でも見られますが、正規項目としては「苧うに」で整理するのが適切です。
  • 茨木童子|いばらきどうじ
    平安時代に京都を荒らしたとされる鬼で、酒呑童子の重要な配下として知られます。渡辺綱との戦いの説話でも有名です。
  • 茶袋|ちゃぶくろ
    高知県に伝わる妖怪で、茶を煎じる布袋のような姿をしています。道や墓所などに空中からぶら下がって現れるとされます。
  • 一貫小僧|いっかんこぞう
    蒜山高原に伝わる妖怪で、袈裟を着て数珠を持った小坊主のような姿で現れ、経文を唱えて姿を消すとされます。
  • 蓑火|みのび
    近江国彦根に伝わる怪火です。鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』でも描かれ、蓑を着たような姿の火として表されます。
  • 蓑虫火|みのむしび
    蓑火の別称として確認できる呼び名です。独立項目としてではなく、蓑火の異名として扱うのが自然です。
  • 蓑草鞋|みのわらじ
    鳥山石燕『百器徒然袋』にある妖怪です。蓑を胴体、草鞋を脚に見立てた姿で描かれます。
  • 薬缶吊る|やかんづる
    長野県に伝わる妖怪です。やかんの姿で木からぶら下がって現れるといわれ、高知の茶袋などと同系統の怪異とされます。
  • 藤原千方の四鬼|ふじわらのちかたのよんき
    三重県津市などに伝わる伝説の鬼です。藤原千方に使役された四体の鬼として語られます。
  • 虎狼狸|ころうり
    虎・狼・狸が合わさったような姿の妖怪で、江戸で流行したコレラと結びつけられて恐れられました。
  • 虎隠良|こいんりょう
    鳥山石燕『百器徒然袋』に描かれた妖怪です。槍毛長・禅釜尚とともに描かれますが、三者の明確な関係は不明です。
  • 蚊帳吊り狸|かやつりたぬき
    徳島県美馬市に伝わる妖怪です。夜道の真ん中に蚊帳が吊られて見え、人を驚かせる化け狸として語られます。
  • 蛇帯|じゃたい
    鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』に描かれた帯の妖怪です。帯が蛇のように変じたものとして表現されています。
  • 蛇王姫|じゃおうひめ
    大阪府泉南市の伝説に登場する大蛇です。多くの蛇を率いたとされ、民間信仰上は蛇王権現と関わる呼称でもあります。
  • 蛇蠱|へびみこ
    蛇を用いる蠱毒に関わる怪異・呪術的存在です。古い説明では、器の中で最後に残った蛇を用いて人を害するものとされます。
  • 蛇骨婆|じゃこつばばあ
    鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』にある妖怪で、「蛇五婆」とも呼ばれます。蛇塚を守る老婆のような姿で描かれます。

  • 蛟|みずち
    日本の伝承に登場する水の妖怪で、川や湖に棲む龍のような存在。人を襲う水神・水怪として語られ、古代の文献にも登場する。
  • 蛤女房|はまぐりにょうぼう
    蛤が美女に化けて人間の妻になるという昔話に登場する存在。貝の精が人に姿を変えて暮らすという異類婚姻譚の一種。
  • 蜃|しん
    中国や日本の伝説に登場する巨大な貝の妖怪。蜃気楼を生み出すとされ、海や湖に棲む霊的存在として伝えられる。
  • 蟹坊主|かにぼうず
    巨大な蟹が僧の姿になった妖怪。主に海辺の伝承に登場し、夜に人を驚かす存在として語られる。
  • 行逢神|ゆきあいがみ
    道で人と行き会う神霊とされる存在。地方によっては妖怪として恐れられ、夜道で遭遇すると災いが起きると伝えられる。
  • 衝立狸|ついたてだぬき
    道の途中で突然大きな衝立のように立ちはだかるとされる狸の妖怪。旅人を驚かせる化け狸の一種。
  • 衣蛸|ころもだこ
    海に現れる巨大な蛸の妖怪。漁師を襲うとされる海の怪異として各地の漁村に伝承が残る。
  • 袋狢|ふくろむじな
    腹に袋のようなものを持つとされるムジナの妖怪。人を驚かせたり化かしたりする存在として語られる。
  • 袖もぎさん|そでもぎさん
    夜道で人の袖を引きちぎるとされる妖怪。山道や暗い道で出る怪異として伝承されている。
  • 袖引小僧|そでひきこぞう
    江戸の怪談に登場する小僧姿の妖怪。人の袖を軽く引いて振り返らせるだけで、特に害はないとされる。
  • 襟立衣|えりたてごろも
    衣服の付喪神の一種。長年使われた衣が妖怪化し、襟を立てた姿で現れると伝えられる。
  • 見上入道|みあげにゅうどう
    見上げるほど巨大な坊主の姿をした妖怪。見上げるほど背が伸び続けるとされ、夜道の怪異として知られる。
  • 覚|さとり
    山中に住むとされる猿のような妖怪。人の心を読む能力を持ち、考えていることを言い当てると伝えられる。
  • 角椀漱|つのわんせき
    水辺に現れるとされる怪異で、角の生えた姿で椀の水をすすぐような動作をするという伝承が残る。
  • 角盥漱|つのはんぞう
    盥(たらい)で水をすすぐ姿をした怪異として伝えられる妖怪。水辺や川辺の怪談に登場する。
  • 豆狸|まめだぬき
    小さな体をした狸の妖怪。人をからかったり小さな悪戯をする化け狸の一種。
  • 豆腐小僧|とうふこぞう
    豆腐を持って現れる子供姿の妖怪。江戸時代の妖怪画に多く描かれ、特に害はないとされる。
  • 貝児|かいちご
    貝の精霊が子供の姿になった存在。海辺の伝承に登場する小さな妖怪。
  • 貝吹坊|かいふきぼう
    貝殻を吹いて音を出す僧形の妖怪。夜に海辺で怪しい音を響かせると伝えられる。
  • 貧乏神|びんぼうがみ
    家に取り憑くと貧乏になるとされる神・妖怪。日本各地の民間信仰に登場する。
  • 赤シャグマ|あかしゃぐま
    赤い毛のような姿で現れる妖怪。山中の怪異として語られることがある。
  • 赤坊主|あかぼうず
    赤い顔の僧の姿で現れる妖怪。夜道や寺に現れる怪異として伝わる。
  • 赤子|あかご
    道端で赤ん坊の姿で泣き、人に拾わせようとする妖怪。抱き上げると重くなる怪談として知られる。
  • 赤手児|あかてこ
    手が赤い子供の妖怪。夜道で人を驚かせる存在として伝えられる。
  • 赤舌|あかした
    巨大な舌を出した姿で描かれる妖怪。鳥山石燕の妖怪画で知られる。
  • 赤足|あかあし
    赤い足を持つ妖怪として伝わる存在。夜道で現れる怪異の一つ。
  • 赤頭|あかがしら
    赤い頭の姿をした妖怪。地方によっては山の怪異として語られる。
  • 足まがり|あしまがり
    夜道で人の足を曲げて転ばせるとされる妖怪。北海道や東北の伝承に見られる。
  • 足洗邸|あしあらいやしき
    巨大な足が屋敷に現れ、洗えと迫る怪異。本所七不思議の一つとして知られる。
  • 足長手長|あしながてなが
    足の長い者と手の長い者の二体で現れる妖怪。水辺で魚を捕る姿が伝えられている。
  • 踊り首|おどりくび
    切り離された首が宙に浮かび踊るとされる怪異。怪談や妖怪絵巻に登場する。
  • 輪入道|わにゅうどう
    炎の車輪の中央に僧の顔がある妖怪。夜道を転がりながら現れるとされる。
  • 辻神|つじがみ
    道の辻に現れる神霊。道祖神に近い存在だが、怪異として語られることもある。
  • 迷い家|まよいが
    山中で突然現れる不思議な家。中の物を持ち帰ると幸運を得るという伝承がある。
  • 送り拍子木|おくりひょうしぎ
    夜道で拍子木の音が後ろからついてくる怪異。本所七不思議の一つ。
  • 送り提灯|おくりちょうちん
    夜道で人の後をついてくる提灯の怪異。本所七不思議に数えられる。
  • 送り犬|おくりいぬ
    山道で人の後ろをついてくる犬の妖怪。転ぶと襲うが、無事帰ると守ってくれるともいわれる。
  • 送り雀|おくりすずめ
    夜道で人の後をついて飛ぶ雀の怪異。地方によって様々な伝承が残る。
  • 逆柱|さかばしら
    家屋に柱を逆に立てると起こるとされる怪異。建築にまつわる怪談として知られる。
  • 通り悪魔|とおりあくま
    夜道で突然現れて人に害をなすとされる妖怪。通り者とも呼ばれる。

  • 雪爺|ゆきじじい
    雪深い山中に現れるとされる老人姿の雪の妖怪です。人を驚かせたり、山で迷わせたりすると伝えられ、雪女や雪入道と同系統の存在として語られることがあります。
  • 雪童子|ゆきわらし
    新潟県に伝わる説話上の存在です。妖怪名としても扱われますが、確認できる資料上ではまず「説話」として紹介されており、地域伝承に根ざした存在として見るのが適切です。
  • 雲外鏡|うんがいきょう
    鳥山石燕『百器徒然袋』に描かれた鏡の妖怪です。古い鏡が怪異化した存在として語られ、付喪神的な性格をもつものとして扱われます。
  • 雷獣|らいじゅう
    落雷とともに現れるとされる日本の妖怪です。東日本を中心に各地の伝承があり、雷そのものの恐ろしさを獣の姿で表した存在として語られます。
  • 震々|ぶるぶる
    鳥山石燕『今昔画図続百鬼』にある妖怪です。人がぞっとするときの感覚を怪異として表したもので、臆病神・ぞぞ神とも結びつけられます。
  • 青坊主|あおぼうず
    日本各地に伝承のある妖怪です。地域ごとに姿や性質は異なりますが、青い坊主姿の怪異として語られ、鳥山石燕の画集にも描かれています。
  • 青女房|あおにょうぼう
    江戸時代の妖怪画にみられる女官姿の妖怪です。鳥山石燕『今昔画図続百鬼』などに描かれ、青女房姿で現れることからこの名で呼ばれます。
  • 青行燈|あおあんどん
    百物語の席に現れるとされる妖怪です。怪談を重ねて最後の灯を消すと怪が現れるという伝承と結びついています。
  • 青鷺火|あおさぎのひ
    サギの体が夜間に青白く光るとされる怪異です。別名に「五位の火」「五位の光」があり、鳥の怪火現象として伝えられています。
  • 静か餅|しずかもち
    栃木県益子町に伝わる音の怪異です。姿を見せる妖怪というより、不思議な音として体験される怪異として語られます。
  • 面霊気|めんれいき
    鳥山石燕『百器徒然袋』にある面の妖怪です。古くなった面に魂が宿ったような存在として説明されることが多く、付喪神の一種として扱われます。
  • 鞍野郎|くらやろう
    鳥山石燕『百器徒然袋』に描かれた妖怪です。鞍にまつわる器物妖怪として扱われ、付喪神的な性格をもつ存在です。
  • 鞍馬天狗|くらまてんぐ
    鞍馬山の奥に住むと伝えられる大天狗です。別名は鞍馬山僧正坊で、牛若丸に剣術を教えた伝説で広く知られています。
  • 音霊|おとだま
    『曽我物語』にみえる曾我兄弟の怨霊に与えられた呼称です。水木しげるによる命名で、音によって怪異を起こした怨霊として扱われています。
  • 頬撫で|ほおなで
    山梨県道志村や高尾山に伝わる妖怪です。夜道で青白い手が現れて人の頬を撫でるとされ、恐怖を与える怪異として語られます。
  • 頽馬|たいば
    本州や四国に伝わる怪異です。馬を殺す魔性の風とされ、馬を飼う土地で特に恐れられてきました。
  • 風神|ふうじん
    風を司る神格です。一般的な妖怪というより神話・信仰上の神ですが、怪異や災厄と結びつく存在として妖怪資料でも取り上げられることがあります。
  • 縁障女|えんしょうじょ
    飛縁魔の別名です。美しい女性の姿で男を惑わせ、家や身を滅ぼすとされる妖怪として『絵本百物語』に描かれています。

日本の妖怪一覧|伝承・神話に登場する妖怪・怪異・幻獣

  • 飛縁魔|ひのえんま
    『絵本百物語』にある妖怪です。菩薩のような美貌で人を惑わせ、最後には破滅へ導く恐ろしい存在として説明されます。
  • 食わず女房|くわずにょうぼう
    「自分は食べない」と言う女房が、実は人知れず大量の食物を食べたり正体を現したりする昔話・怪談の怪異です。異類婚姻譚から怪談化した例としても語られます。
  • 飯笥|みしげー
    沖縄県に伝わる付喪神で、マジムンの一種です。古くなった飯笥が妖怪化したもので、夜中に騒いだり悪戯をしたりするといわれます。
  • 飯食い幽霊|めしくいゆうれい
    『狗張子』にある怪異譚です。姿は見せないまま家に住み着き、朝晩の食べ物だけを人並みに食べる化け物として語られます。
  • 餓鬼|がき
    仏教で説かれる餓鬼道の亡者です。強い飢えと渇きに苦しむ存在で、日本では妖怪・怪異の文脈でも広く語られます。
  • ジキトリ|じきとり
    愛媛県宇和地方に伝わる餓鬼憑きの一種です。憑かれると激しい空腹に襲われるとされます。
  • ナエガツク|なえがつく
    福岡県に伝わる憑き物です。海で水死体を見ると憑かれて急に腹が減るとされ、餓鬼憑きの類例として挙げられます。
  • 磯餓鬼|いそがき
    伊豆諸島の利島に伝わる餓鬼憑きです。海岸や海辺で人に憑き、急激な空腹を起こすと伝えられています。
  • 首かじり|くびかじり
    餓死した老人が妖怪化したものとされる妖怪です。生前に食べ物を与えなかった者の死体の首を墓から掘り出して食べるといわれます。
  • 首切れ馬|くびきれうま
    首のない馬、または首を失った馬の怪異として伝わる存在です。各地の怪談や妖怪資料で、馬にまつわる不気味な怪異として扱われます。
  • 馬の足|うまのあし
    夜道で木の枝などにぶら下がる馬の足のような姿で現れる妖怪です。近づくと蹴り飛ばされるといわれ、福岡県や山口県の伝承が知られています。
  • 馬憑き|うまつき
    馬にまつわる憑き物・怪異として伝えられる呼称です。馬の異常や災いを説明する民間信仰的な存在として扱われます。
  • 馬骨|ばこつ
    『土佐お化け草紙』に描かれる、火事で焼け死んだ馬の妖怪です。馬の死骸や怨念が怪異化したような存在として語られます。
  • 馬鹿|うましか
    妖怪名として「馬鹿」という項目は実在します。一般語の「馬鹿」とは別に、妖怪・怪異として扱った資料上の呼称です。
  • 骨傘|ほねからかさ
    鳥山石燕『百器徒然袋』に描かれる妖怪です。和紙がはがれて骨だけになった古傘が火をまとって舞う姿で表されています。
  • 骨女|ほねおんな
    鳥山石燕『今昔画図続百鬼』に描かれた妖怪です。美女の気配と死の不気味さが重なる存在として知られます。
  • 高入道|たかにゅうどう
    主に四国や近畿地方に伝わる妖怪です。見上げるほど大きい入道坊主のような怪異として語られます。
  • 高坊主|たかぼうず
    主に四国や近畿地方に伝わる妖怪です。坊主頭のような姿で現れる高大な怪異として伝承されています。
  • 高女|たかおんな
    異様に背の高い女として現れる妖怪です。家の外から二階をのぞき込むなど、不気味な女の怪異としてよく知られています。
  • 髪切り|かみきり
    人の髪をいつのまにか切ってしまう妖怪です。夜道や便所などで突然髪を切られる怪異として各地に伝承があります。
  • 髪切虫|かみきりむし
    髪切りの別名として用いられる呼称です。人の髪を切る怪異を虫になぞらえた呼び方として確認できます。
  • 髪鬼|かみおに
    またの名を鬼髪ともいう、頭髪の妖怪です。女の怨みや嫉妬が髪にこもって妖怪化したものと説明されます。
  • 鬼|おに
    日本を代表する怪異存在の一つです。恐ろしく強大な異形として、地獄・山野・説話・年中行事など幅広い文脈に現れます。
  • 鬼の子小綱|おにのここづな
    妖怪名として確認できる項目です。鬼にまつわる説話・妖怪資料の中で固有名的に扱われる存在です。
  • 鬼一口|おにひとくち
    日本の説話において、鬼が人を一口で食い殺すこと、またはその怪異を表す語です。鳥山石燕もこの題で描いています。
  • 鬼女|きじょ
    女性が鬼と化した存在です。嫉妬や怨念、執着によって恐ろしい鬼女になるという説話が各地に残されています。
  • 鬼婆|おにばば
    鬼女の別称です。山姥・老女の怪異と重なりながら、人を襲う恐ろしい老婆の姿で語られます。
  • 陰火|いんか
    鬼火の一種として扱われる青白い火です。夜の寂しい場所などで現れる怪火として説明されます。
  • 鬼火|おにび
    日本各地に伝わる怪火です。死者の霊や怨念が火となって現れたものとされ、青白い火の玉として語られることが多いです。

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