5. 曇り・霧・雷も英語で言える?|雨にまつわる関連気象表現まとめ
雨と一緒に使われることが多いのが、曇り空や霧、雷などの天候表現です。「overcast(曇り)」「foggy(霧がかかった)」「thunderstorm(雷雨)」などは、雨の状況をより細かく描写する際に便利な単語です。
- cloudy(クラウディ)
雲が多く、空全体が曇っている状態。天気予報でも頻出の基本形容詞。 - overcast(オーヴァーキャスト)
完全に曇っていて、太陽がまったく見えない状態を表す。より暗く重い印象の曇り。 - fog(フォグ)
視界を大きく遮る濃い霧。交通機関に影響が出るようなレベルの霧を指す。 - mist(ミスト)
霧よりも薄く、空気中にうっすら漂う水分。朝の自然描写によく使われる。 - thunder(サンダー)
雷の音。遠くから響くゴロゴロという音を表す名詞で、動詞としても使われる。 - lightning(ライトニング)
空に走る光の雷(稲妻)。「thunder」とセットで使われることが多い。 - thunderstorm(サンダーストーム)
雷雨。激しい雨と雷を伴う嵐のような天候。天気予報などで頻繁に使われる。 - humid(ヒューミッド)
空気が湿って蒸し暑い状態。雨が降りそうなときや梅雨の時期の天気に使われる。 - gloomy(グルーミー)
天気が暗くどんよりしている状態を表す形容詞。気分にも影響するような重苦しい雰囲気に使われる。 - damp(ダンプ)
湿気があって少し不快な空気の状態。雨の後や、じめじめした場所の表現にも使える。 - partly cloudy(パートリー・クラウディ) 雲が部分的に広がっているが、晴れ間もある状態。天気予報で「晴れ時々曇り」に近い。
- mostly cloudy(モーストリー・クラウディ) ほぼ曇っている状態で、晴れ間が少ない空模様。cloudyより曇りの割合が大きい。
- hazy(ヘイジー) 霧やもやで視界がぼんやりしている状態。湿気や大気汚染によって発生することもある。
- haze(ヘイズ) 薄いもややかすみ。fogより軽く、遠くが少し見えにくくなる程度の視界不良。
- smog(スモッグ) 煙(smoke)と霧(fog)が混ざった大気汚染によるスモッグ。都市部で発生しやすい。
- foggy(フォギー) 霧が濃く立ち込めて視界が悪い状態。fogの形容詞で、日常会話でもよく使われる。
- misty(ミスティー) 薄い霧やもやがかかっている状態。自然描写や幻想的な雰囲気を表すときに使われる。
- muggy(マギー) 蒸し暑くて不快な天気。humidよりカジュアルで、夏のじめじめ感を表す。
- sticky(スティッキー) 肌にまとわりつくようなべたべたした湿気。カジュアルな口語表現。
- clammy(クラミー) ひんやり湿っていて気持ち悪い状態。手や空気などにも使われる。
- stormy(ストーミー) 嵐のように風や雨が強く荒れた天気。比喩的に「荒れた感情・状況」にも使える。
- gust(ガスト) 短時間の強い突風。rainやstormと一緒に使われることが多い。
- gale(ゲイル) 非常に強い風(強風・烈風)。stormほどではないが危険なレベルの風。
- hurricane(ハリケーン) 熱帯低気圧による非常に強い暴風雨。主にアメリカ地域で使われる用語。
- typhoon(タイフーン) 日本やアジア地域で発生する熱帯低気圧(台風)。hurricaneの地域違いの呼び方。
- squall(スコール) 突然訪れる激しい雨や風。短時間で強烈に降る熱帯の天候。
- lightning bolt(ライトニング・ボルト) 一筋の稲妻。空を走る光の形を強調した表現。
- flash of lightning(フラッシュ・オブ・ライトニング) ピカッと一瞬光る雷。稲妻の閃光を表す自然な表現。
- clap of thunder(クラップ・オブ・サンダー) 「ドーン!」と響く一回の大きな雷鳴。thunderの中でも特に強い音を表す。
- lightning strike(ライトニング・ストライク) 落雷。稲妻が地面や建物などを直撃する現象を指す。
6. 雨の音・情景・感覚を表す表現
- pitter-patter(ピターパター) 雨がポツポツ・パラパラと当たる軽い音を表す擬音語。静かな小雨や屋根に当たる雨の音の描写によく使われる。
- patter(パター) 雨が連続して「パタパタ」と当たる音。pitter-patterよりリズミカルで、軽快な雨の降り方を表す。
- drip(ドリップ) 水滴がポタポタと落ちる音。雨漏りや軒先から落ちる雫など、小さな水の音を表現する。
- plop(プロップ) 水たまりに水滴が「ポチャン」と落ちる音。やや重めの雫が落ちたときの音を表す擬音語。
- splash(スプラッシュ) 水がはねる「バシャッ」という音。雨が地面や水たまりに当たって大きくはねる様子にも使われる。
- the sound of rain(ザ・サウンド・オブ・レイン) 「雨音」。具体的な音を表すというより、雨の降る音全体を指す一般的な表現。
- the rainfall sound(レインフォール・サウンド) 雨が降るときの音。特に環境音や癒しの音として使われることが多い表現。
雨の日こそ、語彙を増やすチャンス!
「rain」だけでは伝えきれない、雨に込められたニュアンスを表現できるようになれば、英語での感情表現も一気に豊かになります。
あなたも今日から、雨の日をただの天気ではなく、語彙力アップのチャンスに変えてみませんか?
学んだ表現を会話や英作文でどんどん使って、表現力に深みを加えていきましょう!
FAQ よくある質問
英語で「雨」を表す単語にはどんな種類がある?
英語では「rain(雨)」以外にも、雨の強さや種類に応じて多くの単語があります。たとえば、「drizzle(霧雨)」「shower(にわか雨)」「downpour(どしゃ降り)」「torrential rain(豪雨)」などが使われます。天気の表現を豊かにしたいときに役立ちます。
「It’s raining cats and dogs」とはどういう意味?
“It’s raining cats and dogs” はイディオムで、「土砂降りの雨が降っている」という意味です。実際に猫や犬が降ってくるわけではなく、非常に激しい雨を強調する表現として日常会話でもよく使われます。
英会話で使える「雨」に関する自然な表現は?
会話では「It’s drizzling(小雨だね)」「It’s pouring(めちゃくちゃ降ってる)」「We got caught in the rain(雨に降られた)」などがよく使われます。これらはネイティブも頻繁に使うので、覚えておくと便利です。
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