5. 死・冥界・終焉を連想させる言葉|境界としての黒
死者の世界、冥界、地獄、底知れない“下”の領域を表す言葉を集めます。黒のイメージの中でも、静けさ・畏怖・終わりの気配が強い語が中心です。
- 冥府(めいふ)
死者の世界/冥界を指す語。 - 冥界(めいかい)
死後の世界として語られる冥なる領域。 - 黄泉(よみ)
死者の国として語られる「よみ」。 - 黄泉の国(よみのくに)
“冥府/死者の世界”の意味で扱われる語。 - Underworld(アンダーワールド|英語)
神話・宗教的に「死者の世界/冥界」。 - Netherworld(ネザー・ワールド|英語)
“下の世界”としての冥界(underworld系の語)。 - Enfer(アンフェール|フランス語)
「地獄」。 - Unterwelt(ウンターウェルト|ドイツ語)
「冥界/地下の世界(underworld)」。 - Inframundo(インフラムンド|スペイン語)
「冥界(underworld)」。 - underjorden(ウンデルヨーデン|スウェーデン語)
「地下世界」の語として用いられる(the underworld)。 - dödsriket(ドゥーズリケット|スウェーデン語)
「死者の国/死者の世界(realm of the dead)」。 - underverden(ウンデルヴェルデン|ノルウェー語)
「冥界/地下世界(underworld)」。 - zaświaty(ザシフィアティ|ポーランド語)
「あの世/死後の世界(afterlife・underworld)」の語。 - преиспо́дняя(プレイスポードニャヤ|ロシア語)
「冥界/地獄(the underworld)」の語。 - podsvětí(ポトスヴィェティー|チェコ語)
「冥界(underworld)」の語。 - īnferus(インフェルス|ラテン語)
“下の/冥界の”に関わる語義を持つ(冥界・地獄の領域)。 - Hel(ヘル|古ノルド語)
北欧神話で“同名の冥界”を治める存在/冥界そのものの名。
6. 威厳・権威・支配を感じさせる黒|強さと格式
黒を「恐怖」ではなく「強さ・支配・格式」として感じさせる言葉を集めます。帝国・統治・覇権・権力など、重い存在感を帯びる語が中心です。
- 支配(しはい)
上位の力で治め、従わせること。 - 統治(とうち)
国や組織を治めること。 - 覇権(はけん)
他を圧して主導権を握る勢力(ヘゲモニー)。 - 権威(けんい)
人や制度が持つ重み・威光。 - 威厳(いげん)
近寄りがたい重さ、堂々とした気配。 - Imperium(インペリウム|ラテン語)
古代ローマでの「命令権・統帥権」から転じた“権力/支配”の核語。 - Sovereignty(ソヴリンティ|英語)
国家などが自らを統治する主権(supreme power)。 - Herrschaft(ヘルシャフト|ドイツ語)
「支配・統治・権力・ドミニオン」など広い意味域を持つ語。 - Souveraineté(スヴェレネテ|フランス語)
「主権(sovereignty)」。 - Soberanía(ソベラニーア|スペイン語)
「主権(sovereignty)」。 - sovranità(ソヴラニタ|イタリア語)
「主権/至上(sovereignty / supremacy)」。 - välde(ヴェルデ|スウェーデン語)
「帝国/権力/支配(power, domination, rule)」の語義を持つ。 - authority(オーソリティ|英語)
権限・権威。ロシア語では「власть」などに対応する。 - власть(ヴラースチ|ロシア語)
「権力/支配(power)」の中核語。 - dominion(ドミニオン|英語)
支配・統治領域(支配のニュアンスが強い語)。 - empire(エンパイア|英語)
帝国。規模と威圧感を伴う支配の語。 - reign(レイン|英語)
統治・治世(支配が続く時間の感覚)。

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