春の美しさを彩る日本語120選|花・風・香・心を言葉に雅語・季語・詩的表現集

春の美しさを彩る日本語120選|花・風・香・心を言葉に雅語・季語・詩的表現集 言葉・フレーズ
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5. 季語・俳句的表現

俳句や和歌で使われてきた春の季語を中心に、日本人の春の美意識を反映した情景豊かな表現を集めます。

  1. 春の山(はるのやま)
    芽吹いた木々が色づき始める春の山。やわらかい生命感が特徴。
  2. 花見(はなみ)
    桜の下で春を楽しむ風習。春の代表的な季語。
  3. 春宵(しゅんしょう)
    春の夜のこと。暖かく、ほの暗い情緒が漂う。
  4. 春昼(しゅんちゅう)
    のどかで静かな春の日中を表す言葉。
  5. 弥生(やよい)
    旧暦三月。草木がいよいよ生い茂るという意味をもつ。
  6. 啓蟄(けいちつ)
    土の中の虫が動き出す時期。春の兆しの一つ。
  7. 春愁(しゅんしゅう)
    春に感じる理由のない寂しさや物憂さ。繊細な感情の季語。
  8. 野遊び(のあそび)
    野に出て春を楽しむ行楽。昔ながらの春の風物詩。
  9. 山笑う(やまわらう)
    春になって山の景色が明るく、表情を持ち始める様子。
  10. 春光万里(しゅんこうばんり)
    春の日差しが万里に広がるという、のびやかな季語。
  11. 桜月夜(さくらづきよ)
    満開の桜と月が共演する幻想的な春の夜。
  12. 麗日(れいじつ)
    麗らかで穏やかな春の日のこと。天気が良い日を指す。
  13. 草萌ゆ(くさもゆ)
    草が萌え出す早春の情景。生命の芽吹きを表現。
  14. 春の海(はるのうみ)
    静かでゆるやかな波が印象的な、春の海の季語。
  15. 東風(こち)
    春先に吹くあたたかい風。梅の花を呼ぶ風とも言われる。

 

6. 人の気持ちや行動を描く表現

春特有の高揚感や憂い、新しい門出や出会い・別れの感情、暮らしの変化にまつわる言葉を紹介します。

  1. 心弾む(こころはずむ)
    春の明るさに心が自然とウキウキしてくる様子。
  2. 春めく(はるめく)
    雰囲気や装いが春らしくなってくること。
  3. 春の訪れ(はるのおとずれ)
    季節の変わり目に春がやってくることを感じる表現。
  4. 旅立ち(たびだち)
    新しい生活や進路に向けて動き出す春らしい行動。
  5. 別れの季節(わかれのきせつ)
    卒業や転勤など、春に多い人の別れを象徴する表現。
  6. 出会いの春(であいのはる)
    新たな人間関係が生まれる、希望に満ちた春の象徴。
  7. 浮き立つ気持ち(うきたつきもち)
    春の陽気に誘われて、心が躍るように軽やかになる気分。
  8. 春眠暁を覚えず(しゅんみんあかつきをおぼえず)
    春は眠気が強く、朝になっても目覚めにくいという句。
  9. 春うらら(はるうらら)
    穏やかで晴れやかな春の気候が心を和ませる様子。
  10. 新生活(しんせいかつ)
    進学・就職など、春に始まる新たな暮らし。
  11. 希望の春(きぼうのはる)
    何かが始まる予感に満ちた、前向きな春の印象。
  12. 春の装い(はるのよそおい)
    春らしい軽やかで明るい服装や雰囲気。
  13. 物思いにふける(ものおもいにふける)
    春のやわらかい空気の中で、静かに思索に耽る様子。
  14. そわそわする
    春の変化に心が落ち着かない、浮き立つような気持ち。
  15. 門出(かどで)
    人生の新たなスタートを意味する、春の象徴的な言葉。

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