3. 音や香りの表現
春に感じる自然の音や匂い──鳥のさえずり、花の香、風に運ばれる季節の音を表す表現を集めます。
- 鳥語花香(ちょうごかこう)
鳥のさえずりと花の香りが調和する、春の理想的な自然の情景。 - 囀り(さえずり)
春に鳴き始める小鳥たちのさわやかな声。 - 風の匂い(かぜのにおい)
春風が運んでくる土や草木のやわらかな香り。 - 芳香(ほうこう)
花などから漂う、心地よく優雅な香り。 - 春の音(はるのおと)
自然の中から聞こえてくる、春らしさを感じさせる音全般。 - 花の香(はなのか)
花々が放つほのかで甘い香り。春の訪れを告げる香気。 - 鶯の声(うぐいすのこえ)
春の象徴ともいえる鶯の美しい鳴き声。 - 初音(はつね)
その年、鳥が初めてさえずる声。特に鶯の初音を指すことが多い。 - 風鈴のような声
春の鳥の声を風鈴にたとえた、清らかで高い音色。 - 春の囁き(はるのささやき)
風や自然の音が、まるで囁くように聞こえる繊細な表現。 - そよ風の音(そよかぜのおと)
耳をすませば感じられる、やさしい風の音。 - 香り立つ(かおりたつ)
春の陽気に誘われて、花の香りがふわりと立ちのぼる様子。 - 萌黄の匂い(もえぎのにおい)
新芽の青く爽やかな匂いを色とともに表現。 - 春雷の響き(しゅんらいのひびき)
春先に聞こえる遠くの雷の音。季節の移ろいを感じる音。 - 草の香(くさのか)
春に伸び始めた草の青くみずみずしい香り。
4. 動物・生き物の表現
春に命を吹き返す小動物や虫たちの動き、野鳥の営みなどを描いた言葉を紹介します。
- 目覚める虫(めざめるむし)
冬眠から目覚めて活動し始める春の虫たちの様子。 - 蝶舞う(ちょうまう)
春の風に乗って舞う蝶の軽やかな動き。 - 鳥帰る(とりかえる)
渡り鳥が南から戻ってくる春の光景。 - 春禽(しゅんきん)
春に鳴き始める鳥たちの総称。文学的な表現。 - 蛙の声(かえるのこえ)
春になって池や田んぼで鳴き始める蛙の鳴き声。 - 蜂の羽音(はちのはおと)
春に活動を再開した蜂が飛び交う音。 - 燕来る(つばめくる)
春に南から戻ってくる燕の様子。 - 蟻の行列(ありのぎょうれつ)
春の暖かさに誘われて動き出す蟻たちの姿。 - 小動物の目覚め
野ネズミやリスなど、小さな動物たちの春の活動再開。 - 春蝶(しゅんちょう)
春に羽化したばかりの蝶。瑞々しい生命の象徴。 - 囀る鶯(さえずるうぐいす)
春の代表的な鳥、鶯が美しく鳴く様子。 - 水ぬるむ(みずぬるむ)
春になり水温が上がって、水辺の生き物が動き出すこと。 - 野鳥の群れ(やちょうのむれ)
春の空に飛ぶさまざまな野鳥の群れ。 - 蛹の目覚め(さなぎのめざめ)
冬を越した蛹が春に羽化する様子。 - 春の羽音(はるのはおと)
虫たちが飛び交う羽音が季節の到来を感じさせる。
コメント