攻戦計
相手が一筋縄でいかない場合の作戦。
第十三計:打草驚蛇(だそうきょうだ)
打草驚蛇
草を打って蛇を驚かす(くさをうってへびをおどろかす)
原文:
状況が分らない場合は偵察を出し、反応を探る。
出典:Wikipedia
第十四計:借屍還魂(しゃくしかんこん)
借屍還魂
屍を借りて魂を還す(しかばねをかりてたましいをかえす)
原文:
死んだ者や他人の大義名分を持ち出して、自らの目的を達する。
亡国の復興などすでに「死んでいるもの」を持ち出して大義名分にする計略。または、他人の大義名分に便乗して自らの目的を達成する計略。さらに、敵を滅ぼして我が物としたものを大いに活用してゆく計略も指す。
出典:Wikipedia
第十五計:調虎離山 (ちょうこりざん)
調虎離山
虎を調って山を離れしむ(とらをあしらってやまをはなれしむ)
原文:
敵を本拠地から誘い出し、味方に有利な地形で戦う。
敵が有利な地形にいるところに出向いて戦うのは、自ら敗北を求める愚行である。このような場合、敵を本拠地から誘い出し、味方が有利な地形で戦うようにすることが望ましい。
出典:Wikipedia
第十六計:欲擒姑縦(よくきんこしょう)
欲擒姑縦
擒えんと欲すれば姑く縦て(とらえんとほっすればしばらくはなて)
原文:
敵をわざと逃がして気を弛ませたところを捕らえる。
もし敵と十分な戦力差が無いならば、窮鼠猫を噛む事態を避けねばならないので、敵をわざと逃がして気が弛んだところを捕えるのが良い。追いすぎれば敵は踏みとどまって必死に反撃するが、逃げ道を与えてやればそちらに向かって逃げようとする。敵を追い詰めてはならない。敵の闘志を殺ぎ、力を失わせてからであれば容易くこれを捕えることができる。
出典:Wikipedia
第十七計:抛磚引玉 (ほうせんいんぎょく)
抛磚引玉
磚を抛げて玉を引く(れんがをなげてぎょくをひく)
原文:
自分にとっては必要のないものを囮にし、敵をおびき寄せる。
自身の未熟だったり誤りのある意見をまず述べて他人の価値ある意見を引き出す、立派な意見を引き出す呼び水とすることも。
出典:Wikipedia
第十八計:擒賊擒王(きんぞくきんおう)
擒賊擒王
賊を擒えんには王を擒えよ(ぞくをとらえんにはおうをとらえよ)
原文:
敵の主力や、中心人物を捕らえることで、敵を弱体化する。
敵の主力を叩き、指揮官、中心人物を捕らえられれば、末端の部隊といちいち交戦せずとも敵を弱体化できるという、攻撃目標選択の妙と、効果判断の重要性を教える計略。
出典:Wikipedia
混戦計
相手がかなり手ごわい場合の作戦。
第十九計:釜底抽薪(ふていちゅうしん)
釜底抽薪
釜の底より薪を抽く(かまのそこよりまきをぬく)
原文:
敵軍の兵站や大義名分を壊して、敵の活動を抑制し、あわよくば自壊させる。
兵站、大義名分など敵軍の活動の源泉を攻撃破壊することで、敵の活動を制し、あわよくば自壊させんとする計略。
出典:Wikipedia
第二十計:混水摸魚(こんすいぼぎょ)
混水摸魚
水を混ぜて魚を摸る(みずをかきまぜてさかなをさぐる)
原文:
敵の内部を混乱させ、敵の行動を誤らせたり、自分の望む行動を取らせる。
敵の内部を混乱させて(混水)、弱体化したり、作戦行動を誤らせたり、我の望む行動を取らせるよう仕向ける戦術。
出典:Wikipedia
第二十一計:金蝉脱殻(きんせんだっかく)
金蝉脱殻
金蝉、穀を脱ぐ(きんせんからをぬぐ)
原文:
あたかも現在地に留まっているように見せかけ、主力を撤退させる。
蝉が抜け殻を残して飛び去るように、あたかも現在地に留まっているように見せかけておいて主力を撤退させるのである。撤退の場合だけでなく、戦略的な目的で主力を移動させたい場合にもそのまま使える手段である。
出典:Wikipedia
第二十二計:関門捉賊(かんもんそくぞく)
関門捉賊
門を関ざして賊を捉う(もんをとざしてぞくをとらう)
原文:
敵の退路を閉ざしてから包囲殲滅する。
我が敵より十分に優勢であれば、窮鼠猫を噛む可能性を恐れる必要は無いので、敵を包囲殲滅できる好機を逃してはならない。逃走している敵を追撃することを戒めるのは、逃走が陽動であれば、追跡した部隊がワナや伏兵に襲われるからである。
出典:Wikipedia
第二十三計:遠交近攻(えんこうきんこう)
遠交近攻
遠く交り近く攻む(とおくまじわりちかくせむ)
原文:
遠くの相手と同盟を組み、近くの相手を攻める。
出典:Wikipedia
第二十四計:仮道伐虢 (かどうばっかく)
仮道伐虢
道を仮りて虢を伐つ(みちをかりてかくをうつ)
原文:
攻略対象を買収等により分断して各個撃破する。
特に、いったん同盟して利用したものも後には攻め滅ぼすことを指す。
出典:Wikipedia
コメント