英語には「drizzle」「pour」「downpour」など、雨の強さ・雰囲気・感情までも表す豊かな表現がたくさんあります。
日本語と同じように、英語でも“雨”は詩的で感情的なテーマ。ここでは、英語の『雨』の表現一覧を意味・読み方・説明付きで解説します。
「英語表現の幅を広げたい」「テスト対策に役立てたい」という方も、ぜひ最後までご覧ください!
英語の『雨』の種類・表現一覧
※読み方・発音表記は日本語の読み方としての近似で、実際の発音とは異なる場合がありますので参考程度としてください。
1. 英語で「雨」はどう表す?|基本的な雨の英単語と意味の違いとは
英語には「rain」だけでなく、雨の強さや性質に応じてさまざまな単語があります。たとえば、霧のように細かい雨には「drizzle」、突然降り出すにわか雨は「shower」、バケツをひっくり返したような豪雨には「downpour」など、それぞれに適した表現があります。
- rain(レイン)
最も一般的な「雨」の単語で、天候全体を指す基本表現。名詞・動詞の両方で使われる。 - drizzle(ドリズル)
霧のように細かく降る弱い雨。傘がいらない程度の小雨を表す。 - shower(シャワー)
短時間で降ってすぐ止む「にわか雨」。突然の通り雨に使われる。 - downpour(ダウンポア)
大量の雨が一気に降る土砂降り。強く長く降る雨に使われる。 - torrential rain(トレンシャル・レイン)
非常に激しい豪雨を表す。災害情報や天気予報で使われる表現。 - sprinkle(スプリンクル)
パラパラと少量だけ降る雨。動詞として「ぱらつく」という意味でも使える。 - rainfall(レインフォール)
ある地域や期間に降った雨の量。気象レポートや統計などで使う。 - precipitation(プリシピテイション)
雨・雪・みぞれなどすべての降水を含む技術的な表現。科学や天気の文脈でよく登場する。 - deluge(デリュージ)
洪水が起こるほどの大雨や豪雨。文学的・比喩的にも用いられる。 - cloudburst(クラウドバースト)
突然発生する激しい豪雨。短時間で集中的に降る特徴がある。 - rainstorm(レインストーム)
強い雨が長く降り続く「暴風雨」「豪雨」。
thunderstorm(雷雨)とは異なり、雷を伴わない強い雨にも使われる。 - light rain(ライト・レイン)
弱い雨・小雨。
drizzleより少し強い程度で、天気予報などの公式表現でよく使われる。 - moderate rain(モデレート・レイン)
適度な強さの雨。
light(弱い)と heavy(強い)の中間で、気象レポートで頻繁に使われる。 - heavy rain(ヘビー・レイン)
強い雨・激しい雨。
日常会話でも天気予報でも最も使われる表現のひとつ。 - pitter-patter(ピターパター)
雨がポツポツ・パラパラと当たる音やリズムを表す擬音語。
情景描写や文学的表現でよく使われる。 - pouring rain(ポーリング・レイン)
どしゃ降り・土砂降りの雨。
会話でよく使われる “It’s pouring.” の名詞バージョン。 - monsoon(モンスーン)
季節性の長く続く雨(雨季)。
特にアジアやインドなどの地域で使われる気象用語。 - nonstop rain(ノンストップ・レイン)
雨が止まずに降り続いている状態。「止まない雨」「ずっと降り続く雨」を日常的に表す自然な表現。 - steady rain(ステディ・レイン)
強くはないが一定の強さで安定して降り続く雨。「しとしと降る」「安定した雨」というニュアンスで使われる。 - on-and-off rain(オン・アンド・オフ・レイン)
雨が降ったりやんだりする状態。天気が不安定なときに使われる。 - scattered showers(スキャタード・シャワーズ)
局地的にポツポツと降る「ところによりにわか雨」。天気予報で頻出する表現。 - isolated showers(アイソレイテッド・シャワーズ)
非常に限られた地域で起こる「一部だけのにわか雨」。scattered showers よりも発生範囲が狭い。 - intermittent rain(インターミッテント・レイン)
「断続的な雨」。一定の間隔で降ったり止んだりする雨を表すフォーマル寄りな表現。 - driving rain(ドライビング・レイン)
風で吹きつけるように降る雨。「横殴りの雨」「叩きつける雨」のイメージ。 - pelting rain(ペルティング・レイン)
雨粒が強く激しく叩きつけるように降る状態。「激しい雨」「バチバチ降る雨」に近い口語表現。 - freezing rain(フリージング・レイン)
降った雨が地表で凍る「凍雨」。滑りやすく危険な気象現象としてニュースや予報で使われる。 - sleety rain(スリーティー・レイン)
みぞれ混じりの雨。「sleet(みぞれ)」+ rain の形で、冷たい雨を表す。
sleet(スリート)=みぞれ、みぞれ混じりの雨。 - persistent rain(パーシステント・レイン)
しつこく長時間降り続く雨。「やまない雨」「しとしと続く雨」をややフォーマルに表現。 - ceaseless rain(シースレス・レイン)
「途切れることのない雨」「止むことのない雨」。文語的・文学的な響きがあり、雰囲気を強調したいときに使われる。 - steady drizzle(ステディ・ドリズル)
一定の強さでずっと続く霧雨。「しとしとと降る小雨」を具体的に描写したいときに便利。 - a light shower(ア・ライト・シャワー)
弱めのにわか雨。「少しだけパラッと降る雨」を日常的に表す。 - a heavy shower(ア・ヘビー・シャワー)
短時間で強く降るにわか雨。「ザーッと降ってすぐ止む雨」。shower の強調版。 - tropical rain(トロピカル・レイン)
熱帯地方特有の激しいスコールのような雨。気温が高く湿度の高い地域で使われる。 - rainfall amount(レインフォール・アマウント)
「降雨量」=降った雨の量を示す気象用語。statistical rainfall data(降雨データ)などと共に使われる。 - rainy season(レイニー・シーズン)
「雨季」「梅雨」のように雨が多い季節。特定の地域で決まった雨の時期を説明するときに使われる。 - rain showers(レイン・シャワーズ)
にわか雨(複数形)。天気予報で「ところどころ雨が降る」状況を表す定番表現。 - occasional rain(オケイショナル・レイン)
「ときどき雨が降る」「時折の雨」。天気予報でよく使われ、scattered showers より柔らかい印象。 - raincloud(レインクラウド)
雨を降らせる雲=雨雲。天気の描写や比喩表現(気分が落ち込む象徴)としても使われる。 - rainwater(レインウォーター)
「雨水」。自然現象としての雨の水そのものを指す。例:Rainwater collected in a bucket. - rainfall warning(レインフォール・ウォーニング)
「大雨警報」。気象庁・天気予報などで使われる正式な表現。 - flooding rain(フラッディング・レイン)
洪水を引き起こすほどの雨。heavy rain より被害性が強調される。 - rain band(レイン・バンド)
台風や低気圧に伴う「雨雲帯」。気象学で使われる専門用語で、激しい雨を含むことが多い。 - cold rain(コールド・レイン)
冷たく感じる雨。気温が低いときの雨をカジュアルに表現する日常表現。 - warm rain(ウォーム・レイン)
暖かく感じる雨。南国や夏に多く、体感的な印象を伝えるのに使われる。 - misty rain(ミスティー・レイン)
霧のように細かく柔らかい雨。drizzle よりも情緒的で文学的な表現。 - spitting rain(スピッティング・レイン)
雨が少しだけ“ぱらついている”状態。イギリス英語でよく使われるカジュアルな表現。 - persistent drizzle(パーシステント・ドリズル)
ずっと続く霧雨。「やまない小雨」をややフォーマルに表現。湿っぽく不快な天気の描写に最適。
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