- いざよう月
躊躇しながら昇る月、十五夜以後の月の姿 - いと
非常に、とても(強調) - いとおし
かわいらしく、心惹かれるさま - いとど
いっそう、ますます(心情の深化) - いにしへ
古(いにしえ)、昔のこと - いも(妹)
恋人・妻・愛しい女性への古称 - うたかた
泡のように儚いもの - うたてし
情けなくつらい、耐え難く心乱れる様 - うつし世
現実世界、儚く移ろうこの世 - うららか
穏やかで明るく暖かい様子 - えにし(縁)
人と人とを結ぶ運命の糸 - えもいはず(言もいはず)
言葉にできぬほど美しい、素晴らしい - おとづれ(訪れ)
音のように静かにやってくる気配 - おのづから
自ずと、自然に起こること - おぼつかなし
はっきりせず不安、気がかりなさま - おぼろ
霞んでぼんやりした美しさ - おもて(面)
顔、顔立ち、外面に宿る情 - おもひ(思ひ)
情、愛情、深き想念 - かぎろひ(陽炎)
朝焼けの光、ゆらめく陽炎 - かぐはし(芳し)
香り高く美しい、品の良さの象徴 - かささぎ(鵲)
天の川に橋をかける鳥、七夕の象徴 - かざはな(風花)
晴天に舞う雪 - かたはらいたし
恥ずかしい、いたたまれぬ - かたらふ
親しく語り合う、語りかける - かなふ(叶ふ)
願いが実る、理想が現実に変わる - かはゆし
愛らしい、恥ずかしい(のちに「かわいい」へ) - かよひぢ(通い路)
通う道、心の通じる道筋 - かりね(仮寝)
旅や宿での一時の眠り、儚さの象徴 - きぬぎぬ(衣衣)
男女が共に過ごした翌朝の別れ - きよら(清ら)
気高く美しい、俗世を離れた清浄 - くれなゐ(紅)
深い紅色、美しい色彩の代表格 - けしき(気色)
表情、気配、物のあらわれ - こころばせ
心遣い、風情、感性 - ことのは(言の葉)
言葉、言霊の意を持つ美名 - ことほぐ(寿ぐ)
言葉で祝福する、寿(ことぶき)を授ける - ことよせ
事にかこつけて思いを伝えること - こひし(恋し)
恋しく思う心 - こもごも
代わる代わる、交互に、折々に - こよひ(今宵)
今夜、特別な夜の響きあり - さみだれ(五月雨)
初夏に降る雨、風情ある語
美しき雅語・古語・大和言葉 131選|心に響く日本語表現

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