音・香り・感触で味わう冬
雪を踏む音、澄んだ空気、木や炭の匂い、湯気の気配など、五感の冬を集めました。言語化しにくい感覚を言葉にすると、文章の体温がそっと上がります。
- 雪踏み — ユキフミ
雪を踏む音。
乾いた響きが冬の朝を知らせる。 - 凍る音 — コオルオト
氷結の微音。
静寂の中で際立つ。 - 木の香 — キノカ
薪や炭の匂い。
暖の記憶と結び付く。 - 息白し — イキシロシ
吐息が白い様。
冷えを視覚化する表現。 - 氷音 — ヒョウオン
氷が鳴る音。
夜の湖面を想起させる。 - 雪鳴り — ユキナリ
雪のきしみ。
冷え込んだ夜に強まる。 - 霜気 — ソウキ
霜の気配。
朝の冷感を伝える。 - 湯気 — ユゲ
立ちのぼる蒸気。
温と冷の境界を描く。 - 風切り音 — カゼキリオト
風の走る音。
体感温度を想像させる。 - 雪匂い — ユキニオイ
降雪前の気配。
感覚的な季節予報。 - 凍風 — トウフウ
凍る風。
肌に刺さる冷たさ。 - 静謐 — セイヒツ
静けさ。
冬景色と相性のよい語感。
衣服・防寒の知恵と美意識
防寒着や素材、重ね着の工夫など、身にまとう冬の文化です。
- 防寒着 — ボウカンギ
寒さを防ぐ衣。
重ね着の文化が見える。 - 半纏 — ハンテン
和の防寒衣。
家仕事に寄り添う。 - 外套 — ガイトウ
厚手の上着。
冬の外出を支える。 - 襟巻 — エリマキ
首に巻く布。
体感温度を左右する。 - 手袋 — テブクロ
手を守る具。
細かな作業を可能にする。 - 毛糸 — ケイト
保温素材。
編みの文化がある。 - 防寒靴 — ボウカングツ
冷えを防ぐ靴。
足元の安全を確保する。 - 耳当て — ミミアテ
耳を覆う具。
冷風対策の知恵。 - 綿入れ — ワタイレ
中綿の衣。
軽さと暖かさの両立。 - 雪駄 — セッタ
和の履物。
冬の足元文化を語る。 - 厚手 — アツデ
生地の状態。
季節感を即座に示す。 - 起毛 — キモウ
毛羽立ち加工。
触感で暖を伝える。 - 防風 — ボウフウ
風を遮る性質。
体温保持に直結する。 - 防雪 — ボウセツ
雪対策。
衣と道具の連携が要。

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